キミが気づかせてくれた。
雨の中に映る景色には、たくさんの思い出が隠れている。
雨のにおいが懐かしい記憶と、過ぎ去りし時間を思い出させてくれる。
幼いころは雨に打たれることなんて何も気になんかしてなかった。
ずぶ濡れになってしまうことを恐れることもなかった。
でも、今は…。
大人になった今は雨に濡れてしまうことが恐くなってしまった。
ずぶ濡れになってしまうことを恐れてしまった。
それはきっと…他人の視線を気にするようになってしまったから。
大人になって得たものもあったけど、それと引き換えに失ってしまったものもある。
雨が見せた景色の中で『思い出』と『大切な何か』を少しだけど取り戻せた気がする。
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